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2021年11月29日
2021年07月28日福利厚生について
こんにちは。神奈川県福祉共済協同組合の蝦名です。
福利厚生が手厚い会社は働きやすく、従業員の定着率も高くなります。
会社を選ぶときの材料のひとつにもなり得ますね。
人気のある福利厚生には、どんなものがあるのでしょうか?
今回は従業員に人気のある福利厚生や、あると嬉しい福利厚生、ちょっと変わったユニークな福利厚生などをご紹介します。
企業が福利厚生を取り入れるメリットも、あわせてお伝えしますね。
福利厚生とは、企業が従業員に対して提供する通常の給料以外の報酬、サービスのことです。
労働の対価としての給与や賞与のほかに、○○手当の支給や、○○制度の利用ができることなどが福利厚生にあたります。
会社が福利厚生を取り入れたり充実させたりする目的は大きく2つ。
最終的にはこのどちらも、従業員に会社で良いパフォーマンスを発揮して長く働いてもらいたいという目的につながります。
福利厚生は、法律で定められている「法定福利厚生」と、企業が独自に取り入れる「法定外福利厚生」に分けることができます。
法律で定められている制度で、対象企業・対象者には必ず取り入れなくてはいけません。
一般的には次のようなものがあります。
企業ごとに独自に実施している福利厚生。
内容で大きく分けると、9つのジャンルに分けられます。
住宅手当、社宅・寮の提供、住宅ローン補助、家賃補助など
法定項目以上の健康診断、人間ドック、カウンセラーの配置、仮眠室・食堂の設置、食事補助など
結婚祝い金、出産祝い金、死亡見舞金、災害見舞金、慶弔休暇など
育児休暇、介護休暇、時短勤務、看護休暇などを法定以上に拡大
託児所の設置、保育料の補助など
資格取得支援、資格手当、セミナー参加費補助、図書購入費補助など
休憩室やカフェ、食堂の設置、テレワーク・フレックスタイム制度の導入、ノー残業デーの設定など
法定日数以上の有給休暇、リフレッシュ休暇、連休取得制度、バースデー休暇、病気休暇、ボランティア休暇、裁判員休暇、犯罪被害者等の被害回復のための休暇など
社員旅行、飲み会の費用補助、保養所・運動施設・アミューズメント施設費用の補助、スポーツ活動や文化サークル活動の補助
企業型確定拠出年金、確定給付企業年金制度、財形貯蓄制度、持株制度など
実際に多くの企業が取り入れていて従業員からも人気の高い福利厚生や、あると嬉しい福利厚生についてご紹介します。
総合人材サービスのマンパワーグループの調査などによると、食事や住宅に関わる手当は人気が高いです。
生活するうえで必ずかかる費用に対して経済的支援があることは、従業員にとって給与が上がるのと同じくらいのメリットがあるでしょう。
昼食代や夜食代の一部を補助する、社員食堂でおいしい食事を安く提供する、栄養バランスの整った食事を提供するといった福利厚生です。
食事代を補助したり安く提供したりすることで経済的支援をするとともに、栄養バランスの取れたメニューを提供する、食事の時間を確保することで、従業員の健康維持の目的もあります。
従業員が食堂で一緒に食事をとることで、コミュニケーションの活性化というメリットも。
家賃の一部や住宅ローン支払いの一部を補助する制度です。
住居費は生活の中でも大部分を占める費用のため、手厚い住宅手当は人気の福利厚生です。
会社からの距離に応じて金額を設定している会社もあります。
住居手当を利用して会社の近くに住めば通勤時間を減らすこともできますし、会社にとっては通勤手当を減らせることにもなります。
会社が契約した宿泊施設やスポーツジム、映画館や遊園地といったアミューズメント施設などさまざまレジャー施設を、割引価格で利用できるという福利厚生です。
働き方改革が進められて有給休暇の取得が推進されていますので、その際にお得に出かけることができます。
従業員からの会社への満足度がアップし、家族がいる従業員にも好評です。
ワークライフバランスを重視した福利厚生があると、さらに働きやすさがアップして嬉しいですよね。
あると嬉しい福利厚生として挙げられるものをご紹介します。
出産や育児に関わる休暇や時短勤務、介護休暇は、育児・介護休業法で定められている制度でもあります。
しかし、企業によっては法律で定められている日数・回数・期間を超えた休暇や、時短勤務を福利厚生として制度化している会社もあります。
男性の育児休業取得促進に向けた法改正もなされているので、取得しやすい環境が整っているとありがたいですよね。
育児や介護によってキャリアが中断されることなく、長期的な視点でキャリア形成ができる福利厚生です。
法律で決まっている有給休暇に加え、日数を増やしたり連休が取れるようにしたりする制度です。
勤続年数に応じて連休の取得を促したり、リフレッシュ休暇、バースデー休暇、失恋休暇などユニークな休暇も。
しっかり休んでリフレッシュすることで、仕事のモチベーションをアップさせることができます。
出社せずに在宅で仕事をする在宅勤務、テレワークなどの働き方が広がっています。
自宅でも効率よく仕事を進めるためには、自宅の環境整備が必要です。
デスクや椅子を揃えるための費用補助、Wi-Fiなどのネットワーク構築のための費用補助、またはモバイルルーターの貸し出しや在宅勤務中の従業員に昼食が届く制度なども。
新しい働き方に合った、新しい福利厚生の形が登場しています。
法定外福利厚生は企業が独自に取り入れられるものです。
こんなユニークな福利厚生を実施している企業もありますよ!
午後に15~30分程度の昼寝を推奨する制度。
社内に仮眠室を設置している会社もあります。
短時間の仮眠を取ることで疲れが取れ、頭がすっきりして午後の仕事を効率よく進めることができます。
介護が必要な親を持つ社員を対象に、介護休暇を法定以上に拡充する制度です。
介護休暇の日数を無期限にしたり、帰省旅費の補助金を出したりというものもあります。
失恋をしたら、心の傷を癒すために有給休暇を取得できる制度です。
最近では好きなアイドルの脱退や結婚などで「推しロス休暇」を取得できる企業もあるようです。
始業時間の1~2時間前に出社した人に対して、手当が支給される制度。
早起きをして生活習慣を整えたり、朝の時間を有効に活用したりすることを推奨しています。
社内にあるキッチンと食材で自由に料理をすることができる制度。
ランチタイムや夕方に料理を作り、まかないとして食べることができます。
ほかにも、個性豊かな福利厚生制度がたくさんありますよ!
従業員にとって手厚い福利厚生は嬉しいものですが、もちろん会社にもメリットがあります。
モチベーションを上げたり、働きやすい環境を整えたりすることで、従業員が高いパフォーマンスを発揮してしっかりと働いてくれます。
従業員の会社への満足度が上がれば、会社への定着率も上がり、長く働いてくれるでしょう。
手厚い福利厚生は「働きやすい会社」というイメージにもなるので、採用時に優秀な人材を集めるためのアピールになります。
福利厚生を手厚くすることは、優秀な人材に長く働いてもらうために大切なことなのです。
ただし、福利厚生を手厚くすることは費用がかかりますし、管理するための手間もかかります。
管理の手間をなかなかかけられないという会社は、福利厚生の代行サービスなどを利用してみてはいかがでしょうか。
企業から委託を受けたサービス事業者が、福利厚生サービスの管理や運用を行ってくれるものです。
従業員が付与されたポイントのなかで自由に福利厚生を選択できるカフェテリアプランというサービスもあります。
神奈川県福祉共済協同組合では、役職、年齢、勤続年数など、必要に応じて一人一人に最適な保障を選ぶことができる福利厚生共済をご用意しています。
死亡保障と後遺障害保障に重点を置いたシンプルなプランで、福利厚生としての弔慰金・見舞金制度を充実させることができます。
さらに、年に1度の健診料金補助や、提携施設のお得な割引を受けられる福利厚生サービスカードの発行など、付帯サービスも利用できますよ!
福利厚生とは、給与や賞与とは別に会社が従業員へ支給する報酬のことです。
社会保険や労働保険といった法定福利厚生と、会社が独自に設定している法定外福利厚生の2つに大別できます。
法定外福利厚生では、食事補助や住宅手当など生活の中で必ずかかる費用を補助するものが人気です。
レジャー施設を割安で利用できる、法定以上の有給休暇をとれる、スキルアップに関わる費用の補助が出るなどのほか、シエスタ(昼寝)制度などユニークな福利厚生を取り入れている企業もあります。
福利厚生を手厚くすることは、優秀な人材を確保し、長く働いてもらうためのアピールポイントにもなるでしょう。
会社の福利厚生として、役員や従業員のための労災の上乗せ補償を準備しておくこともおすすめです。
神奈川県内の中小企業や個人事業主の方は、神奈川県福祉共済協同組合の傷害補償共済Ⅲもぜひご参考ください!